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西遊記リローデッド

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今週末はめずらしく予定無しの土日です。
絶対に暇を持て余すだろうと思い、レンタルビデオやへ。
いつもの華流コーナーに行って、見つけました。
面白そうな新作。といっても9月に出ていたらしい。

ニコラス・ツェー演じる三蔵法師。
チェン・ボーリンの孫悟空。
妖怪のシャーリーン・チョイ。
宇宙からやってきた人ファン・ビンビン
日本で伝わる西遊記とは随分違うハチャメチャなSFファンタジーでめっちゃおもしろい。
音楽は久石譲。

沙車城に到着した三蔵法師一行は英雄として熱烈な歓迎を受けるが、妖怪に襲撃される。三蔵法師は孫悟空の魔力で何とか脱出できたものの、代わりに別の妖怪一族にとらわれたうえ、その妖怪が三蔵法師に恋をしてしまう。

この出だしから、インド映画真似てる?みたいな踊りから始まる。
経典をもらうところから始まるのだけど、経典はインドにあるんだからインド人が踊って歓迎してそれでいいのだ。
そこに現われる千年虫という妖怪たち。
三蔵法師の肉を食べると不老不死になれるため、三蔵法師を狙う妖怪たちが後を立たない。
千年虫も同じ目的。
同行の孫悟空は三蔵法師の言うことは聞かず罵倒が多いのだが、三蔵法師を守るのが役目。
香取慎吾君演じていた怒鳴ってばかりの孫悟空とちょっとキャラがかぶっているが、この孫悟空のおかげで三蔵法師は如意棒とともに妖怪から脱出できるのだ。
ところが脱出先も美人しかいない妖怪の村。
しかし、三蔵法師の監視を任せられた妖怪の娘が団子っ鼻で美人とはいえない妖怪メイイム。
この妖怪娘がシャーリーン・チョイなんだけど、最後のほうに出てくる綺麗な素のシャーリーン・チョイより愛嬌があってけなげで率直で、とってもかわいらしい。
それに引き換え、俗っぽい三蔵法師。ニコラス・ツェーのつるんとしたかわいい顔がその俗っぽさに良く似合っていて、なかなか良い味だしてます。
三蔵法師が好きになる女性がファン・ビンビン。綺麗ねー、この女優さん。ちょっと熊谷真美似。
普通の西遊記と違うのは、主人公は三蔵と妖怪メイイム。孫悟空はおまけみたいな脇役。
チェン・ボーリンが演じているのに、なんてもったいない。最初と最後しか出てきません。
チェン・ボーリン目的だとがっかりするかも。この映画はニコラス・ツェーのためにある映画だね。

ストーリーはいたってシンプルなんだけど、SFファンタジーというだけあって、CGも盛り込まれてます。スターウォーズのパロディやスパイダーマンのパロディ風があったり、出てくる宇宙や宇宙船がものすごく綺麗だったりと映像もすごく楽しめる。
途中途中の海。紅葉している木。花畑。色がはっきりしていて美しい。
妖怪千年虫とメイイムが戦うところは、いきなりCGアニメが入ってきて壮大に戦うけど映像の違和感ないし。
CGアニメだから実写のように出来ないことはないの。なんでもござれなの。
ひとつの映画にこんなに詰め込んでどうするのっと思うくらいに次々に場面が変わっていく。
音楽も久石譲だから、聞いたことあるようなメロディーも話を盛り上げてくれます。

あと忘れちゃならない如意棒。呪文で動く如意棒だけど、トランスフォーマーばりに、飛行艇にも船にもなんにでも自由自在に変化してくれる。ただ嫌なときは拒否っちゃうとんでもない如意棒。
壮大だけど、見方を変えると香港らしいB級映画。
飽きることなく最後まで楽しかった。
我が家の子供たちにも大うけ。

最後の最後は、子供たちには理解が難しかったらしいけれど、三蔵法師が何故白い馬に乗ってるのかがわかるようになっている。
ジーンとしちゃう。

それからここに出てくるお釈迦様。
どっかで見たことあるんだけど、どこで見たか思い出せないのー。
あの、お釈迦様の誇張された耳。
どこで描かれているお釈迦様なんだろう?
知ってる人がいたら教えてほしい。
by manggisk | 2007-10-28 17:56 | 映画
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