今日は夏のプール監視員のための救急法講習会だった。 地域の父兄たちが集まり、消防署から講習を受けるのだ。 実際に人形を使って、心肺蘇生法を習う。 やはり、一次救命が一番大事で、このときに早く呼吸と循環を確保することでその後の救命率が変わってくるので、みんな真剣に聞いていた。 一次救命といえば A:airway 気道の確保 B:breathing 人工呼吸 C:circulation 心マッサージ のABCから構成されている。 このABCを確実に行うことで、心肺蘇生法が成功するのだ。 心肺蘇生法の歴史では、呼気吹き込み人工呼吸を行ったと思われる記載は3000年以上も前にさかのぼるとされているそうだ。生命をよみがえらせるには人工呼吸に加え、心マッサージもおこなわなければならないことが示されたのは1961年である。 1961年以前の蘇生法の試みは、厳密に言えば肺蘇生法と心蘇生法に分けられていた。 1800年代から1900年代前半にかけては肺蘇生法で用手人口呼吸法が主流を占めた。 それとは別に心蘇生の歴史において開胸心マッサージを行っていた時期があったが、患者が肺合併症で亡くなってしまっていた。 1960年に動物実験中に(胸骨圧迫)心マッサージが有効であることが発見される。 1961年に心停止が発生したら、呼気吹き込み人工呼吸と胸骨圧迫心マッサージを同時に行わなければならないことが示され、肺蘇生法と心蘇生法が結ばれ心肺蘇生法となり、現在に至る、というわけである。 去年は夫の参加だった。プール監視中に低学年の子がおぼれそうになり、服ごと飛び込んだといううことだった。幸いにもすぐに引き上げたおかげで、数分の後には回復してまた泳ぎ始めたということだったらしいが、そんな話しを聞くと講習会も真剣にならざるを得ない。 だけど、私 泳げないのよね。 おぼれた人を一次救命で助けることはできるけど、それ以前の問題で水から引き上げられないかも・・・・・。 今年もやっぱり、夫に頼もうかな。
by manggisk
| 2006-06-22 22:25
| 日記
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